私は30歳の時にブラジリアン柔術を始めました。
かれこれ17年ほど続けています(あれっ、ひょっとして18年かも)。
現時点から過去を振り返った時に、ブラジリアン柔術を始めた事は過去最高の選択だったと思っています。
もし、柔術に興味を持っているようなら、ぜひ始めてみませんか?
今回の記事は柔術をオススメする4つの理由について記事を書きました。
幸せとはなんぞやっていう50歳を迎えるおっさんが人生を振り返ってみて、
考えた駄文ですから興味ある人だけ読んで下さい。
家庭でもなく職場でもない居場所
一般論として、社会人となると学生時代の友人たちと疎遠になる例が多いですよね。
彼氏彼女ができたり、家庭を持ったり、単純に引越しして距離が離れたりといった類で会う回数が減る事はよくある話です。
...多分。
多くの人は、職場と家庭或いはパートナーとの人間関係が中心となっていきます。
いうなれば、職場も家庭も大きい意味で利害関係があります。
そこで、柔術コミュニティです(笑)
柔術コミュニティは、さまざまな職業の方達と知り合います。
ほんとうに色んな職業の人達と仲良くなります。
以下、私が知り合った、或いは友人達が知り合った方々の一部です。
・医療職・エリートサラリーマン・プロ格闘家・無職・映画監督・体育会系大学生・俳優・アナウンサー・オリンピック選手・高校教師・アウトロー・職人・福祉職・大学教授・自営業者・IT職・起業家・怪しい人(笑)・ドライバー・ホテルマン・外国人・自衛隊etc
柔術を続ける限り、こういった方々の中から長期的な人間関係が構築されていきます。
人間関係に関して一冊の書籍を紹介します。
ハーバード大で84年間に渡り2000人以上の人を対象に、幸せとはどういう事かと言う研究をした書籍です。
日本でも一時期話題となりました。
その書籍の中で、幸せの定義を長期的に獲得できる人間関係が幸せであると結論を出しています。
職業でもお金でも学歴でもないと。
最近このハーバード大学で幸せの研究が書籍になりました。
Amazonの3カテゴリーで1位。
23年6月出版。
おもしろかったですね。
ご興味があれば↓
幸せは良い人間関係にあると定義するのは分かる気がします。
私はお金がまるでない貧乏な時期も比較的裕福な時期(私にとって)も経験しましたが、
幸せとはあまり関係なかった気がします。
世間的には失敗の多い人生だったが柔術があって幸せを感じられた。
つまり、柔術コミュニティは利害関係がない長期的な人間関係を築いていけます。
お互いに取っ組み合うからなのかあっという間に仲良くなる事がよくあります。
社会的なステータスは関係ないです。
練習相手となってくれる人と仲良くなる傾向があります。
相手を怪我させず、それでいて力いっぱい向かっていく事が距離を縮めるのかなと思ったりします。
そういう職場でもなく、家庭でもない第3の居場所を作る事ができますよ。
私は色んな地域の柔術仲間と不定期ですがBBQを楽しんでいます。
社会的ステータスと関係ない人付き合いは、控えめに言って素敵な事と思いませんか?
無の境地の獲得
柔術はストレスコントロールでも効果的です。
とかく現代は情報量が多すぎて、常に脳をフルスロットルで稼働させ過ぎています。
昔はSNSなんてなかったから、情報量はそんなになかったわけですし。
スマホが手から離せないって人多くありませんか?
要らない情報から離れられないのは、私も同じです。
いらん情報だなあ。
情報からある程度ラインを決めて距離を取るのはストレスコントロールに役立ちます。
柔術をしている間は「無の獲得」ができます。
肉体的なメリットだけでなく、精神的なアプローチとしても効果を感じます。
運動をするとエンドルフィンやドーパミンが大量に出ているそうです。
柔術は相手と取っ組み合っているわけですから、余計な事を考えている暇がないんです。
組手の一つ一つに相手の意図を感じます。
それに対し、こちらも組手を変えながら答えを返します。
相手と言葉を使わず、会話をしているのです。
日常とは平坦な戦場で、とかく単調でくすんで見えますが、柔術が終わると精神的なメンテナンスができて
世界がポジティブに見えます。
運動を続けようと思うきっかけは村上春樹さんのランニングに関する書籍も
なんとなく影響があったような気がします。
あの作家は30歳をすぎてからランニングを始めて、30年以上かなり本格的に走っているんですよね。
私は若い頃に憧れた柔術をする機会が、30歳を過ぎたらもうやらないような気がして、道場に行ったんです。
自分語りになってしまいますが。
あの時の自分をほめてやりたい。
健康が維持できる
健康に関しては分かりやすい話です。
人は誰しも老化していきます。
一般的には体力は17歳をピークに下がっていくと言われています。
で、運動をする習慣のある人とない人を比較した時に、その差はかなり大きくなっていくわけです。
実際に柔術コミュニティにいる人は同年代と比較した時にグッドシェイプを維持している割合が高いです。
悲しい話ですが、近年の私は子育てに取られる時間が増えて練習頻度が減った結果、健康診断が大幅に悪化しました。
単純にかなり太ったんですよ。
40歳までは全てA判定だったものがみるも無残に...。
それだけの運動量だったんでしょうね。
柔術をただ練習するだけで大概の人はやせます。
人によっては20キロ近くやせた人もいました。
子育てはまだ手がかかる自分としては、柔術頻度がなかなか増やせず、最近はランニングを始めました。
話が横にずれましたが。
運動する習慣がない人は50代は20代と比較して10%も筋肉量が減ると言われています。
その点、柔術を継続している人は肉体的にかなり若いです。
私も近年運動量が減ったのですが、現在でも最大酸素摂取量が同年代の上位20%に入るデータでした。
ガーミンと言うスマートウォッチで計測しました。
ガーミンは近年購入した中で1番良かったです。
ガーミンを使ってランニングをしている記事。
そういう訳で柔術を続けると体力の維持や向上が楽しくできますよって話です。
追い求める理論の追求
柔術は将棋やチェスのような格闘技です。
一つ一つの動きに全て理屈で説明ができるんです。
つまり、この動きとあの動きのどちらが良いかと聞けば、なぜこの動きがダメなのか説明がつくんです。
普段からそういう理論の構築をして格闘技をしていくと、考えるという習慣が身につきます。
とてもよく考えるようになります。
相手をコントロールする為にどうしたら良いかロジカルに考えるんです。
自分の立てた論理に飛躍がないか。
たどりつきたいゴールにどのようにしていけるのか指導者に聞いたり、仲間と話をしたりします。
すると思考がロジカルになっていきます。
ならざるを得ないです。
手間暇かけて考えて、肉体を鍛えて、戦術を練って。
高いレベルの人に純粋にリスペクトの念が生まれました、私の場合ですが。
追求する何かがあるというのは幸せだと思いませんか?
つまり、柔術道場へようこそ。
まとめ
私が思うブラジリアン柔術の魅力に関して書いてみました。
ライフスタイルがあるサーファーのような生き方が、柔術家にもあるんです。
登山家には登山家のスタイルが、ランナーにはランナーの生き方があるように、柔術には柔術の魅力があるんです。
もしご興味がある方がいらっしゃるなら是非お近くの道場へ顔を出してみたらいかがでしょうか?
人生観変わるかも⁈