子供を持つ身になって、幼児教育に関して興味を持つようになりました。そこでモンテッソーリ教育と言う教育法を知ったのですが、皆さんはご存知ですか?
近年、ビジネスの世界で活躍する有名人はモンテッソーリ教育を受けたと言われる方々が多くいます。私も興味を持って調べてみました。モンテッソーリで使用される教具と呼ばれる玩具もいくつか購入してみて子供に与えてみましたよ。
本日は、モンテッソーリ教育について記事を書いてみたいと思います。また、教具を我が子に使用させてみての感想も記載します。
Contents
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育は「マリア・モンテッソーリ」と言う、イタリアで最初の女性医師の一人が開発した教育法です。
もともとは「障がい児童教育」として始まり、知的水準を上げる効果がありました。その後、「生活が苦しい低所得者の健常児童」の教育にも適用され、同様に効果があがったそうです。
自己教育力を発揮し、集中力を獲得する教育
モンテッソーリ教育は「子供は、自分で自分を育てる力が備わっている」と考えられています。つまり人は「自己教育力」が生まれながらに備わっているというコンセプトを持っています。
そういう訳で、子供は自分で自分を教育するために、興味のもった「やりたい遊び」を時間を決めずに行います。その過程で集中力が養われるとされています。ある種ゾーンに入る練習なのでしょう。
モンテッソーリ教育出身の有名人
現在、有名企業のCEOなど多くの有名人を輩出しています。
- ビル・ゲイツ Microsoft創業者/Windows開発者
- ラリー・ペイジ Google創業者
- セルゲイ・ブリン Google創業者
- マーク・ザッカーバーグ Facebook創業者
- ジェフ・ベゾス Amazon創業者
- バラク・オバマ アメリカ元大統領
- 藤井聡太 若き天才棋士
ちょっとスゴイ人ばかりじゃない?わが子にもモンテッソーリの玩具を与えてみたくなるねー。
わが子も天才になれるかしら?
モンテッソーリの教具と呼ばれるおもちゃを購入してみた
モンテッソーリは「整えられた環境」を用意しなければならないそうです。以下に「整えられた環境」について条件を記載します。
- 子供が自由に教具を選べる事
- 「やってみたい」と子供が思える教具がある事
- 社会性や協調性が促される、年代別の縦割りクラスがある事
- 子供一人ひとりの発達段階に応じた環境を整備して、手助けできる専門の教師を配置する事
とりあえずおもちゃを買ってみるか!
僕はいくつか買ってみて、わが子に与えてみたので感想を書くね!
円柱差し
これは大きさと高さがちがうシリンダー(円柱)を台座にはめて遊びます。大きい、小さいの概念が身についたり、高い低いや浅い深いといった感覚が身につくと思います。モンテッソーリのおもちゃは良く考えられて作られていると私は思いました。まあ、ただ大人の私がそう思うだけで、子供がどう感じたかは後に後述します。
数字釣りと積み木
これは磁石のついた魚を釣り上げたり、棒に輪っかをはめたりする事で手先を使います。
また、輪っかの前には数字が書いてあって、例えば数字1に対して輪っかは1個。数字5に対して
輪っかは5個用意されています。つまり、「1~10まで数を数える事」と「1個、2個など集まりとしての数の個数を数える事」が目で見て分かるようになっています。
さらには足し算や引き算もできる優れものなので、数の感覚を養うにはとても良い教材だと思いました。
藤井聡太さんで有名になったキュボロ
棋士の藤井聡太さんが4歳頃からきゅぼキュボロと呼ばれる積み木のおもちゃで遊んでいたということで話題になりました。これは積み木に溝が掘ってあったり、穴が開いていて、積み木を組み合わせてビー玉を転がすルートを作るのです。スタートからゴールまでビー玉が転がるようにルートを作るのです。これの面白いところは穴の空いた積み木を使用することです。積み木は外から見ただけでは穴の中までは分からないので、想像しなければなりません。しかも平面ではなく立体で考えなければならないので空間認知能力がつくと思いました。
わが子にモンテッソーリのおもちゃを与えてみた感想
うちの子供は男の子が2人います。長男4歳と次男2歳です。この子たちに先に紹介したおもちゃを与えてみてところ....真逆の反応をしました....。
長男はまるで興味を示さず!!!アフィリエイトの記事とは思えないこの展開!!!あえて言えば円柱差しはたまにやります。そして、数字釣りもたまーにやります。
がしかし。。。
キュボロには一切興味示さず。積み木のように高く積み上げて、叩いて崩したのち興味を示すことはありませんでした!!!高い買い物だぜ!
続いて次男。これが長男と真逆ですべてのおもちゃに興味を示しました。円柱差しは毎日やります。さらに大きさが異なり、高さが異なる円柱をすべて台座に迷う事なくはめ込みます。キュボロはルートを変えてビー玉を飽きずに転がしています。無駄にならずに良かった!明らかに集中をしているのが分かります。時の経過を待たなければなりませんが効果はありそうです。
まとめ
わが家ではこどもによってモンテッソーリの教具は全然反応が違いました。しかしながら反応をしなかった長男は図鑑や一人遊びは飽きずにずっとやっています。図鑑や本で覚えた知識は相当あるので、モンテッソーリの教具に興味を示さなかったのは意外でした。彼はきっとモンテッソーリの幼稚園に行ったのならあまりなじめなかったのではないかという気がします。工作等も好きではなく、体を動かすことが好きです。私が毎日レスリングを教えていますが、そちらの適正があるように思います。
まあそういう訳で子供によって向き不向きがあるのではないですかねー。合えて言えば、次男の方が理系なのかもしれません。円柱の大きさなどの理解は長男より次男の方が現時点であります。次男は初めてキュボロをやった時は体を震わせて興奮しました。
私は子育てをしていて、不思議に思う事があります。それは子供は生まれながらに性格が決まっているように思うからです。もう生まれながらにかなりの部分が出来上がっているように感じるのです。
それなので、モンテッソーリのコンセプトとして子供は自分がどの能力を獲得したいのか自分で決めるという考え方はとても理解できます。長男も次男も毎日、自分自身が決めた体を使う訓練をしています。私が教えたわけでもなく、勝手に考えた運動をしています。そして、運動の種類もお互いに違います。
きっとこの先もそれぞれに違う能力を獲得していくことでしょう。どちらも楽しみです。