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ブラジリアン柔術

自重トレーニングと超回復に関する個人的考察

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ケトルベル

私は趣味で10年以上、組技系の格闘技をして来ました。
飽き性な私が一番長く続いてきた趣味です。
ブラジリアン柔術で茶帯を巻いています。
強いかどうかは分かりませんが、長年夢中に練習に取り組んで、少なくはない時間をかけてきたことは確かです。

格闘技をしているとやはり腕力が重要だったりします。
少なくともないよりはある方が良いです。
そういう訳で、長く格闘技をしている人々は何かしらのトレーニングをしている人が多いわけです。
一般的にはウエイトトレーニングが体を強くするイメージがあると思います。
ウエイトトレーニングは同一個所を毎日トレーニングをすることを推奨していません。
筋肉は休ませてこそ回復するという「超回復」という考え方によります。

ところが、一方で毎日中程度の強度で自重トレーニングをする人もいたりします。
さらには驚いた事に、高強度でウエイトトレーニンを毎日する人だっているのです。
しかも、その道の第一人者がです。

今回の記事は「超回復」を考慮しないでトレーニングをしている方々についてまとめてみました。


ちなみに私はウエイトトレーニングでも自重トレーニングでもどちらも素晴らしいと考えています。一方を持ち上げて、片方を間違っていると言うわけではありません。


長年、トレーニングに関して、私が疑問に思って調べていた事の断片です。
楽しんでくれる方がいると思います。
今回の記事は以下の方々におススメです。

  • 超回復を意識しないトレーニングをしている人を知りたい方
  • 自宅で筋トレをしたい方
  • 格闘技のトレーニングをしている方

超回復を考慮しない自重トレーニング提唱者

格闘技をしていて力が強いとされている人がいます。
ところが本人はウエイトトレーニングをしていない。。。
実際に一緒にウエイトトレーニングをすると挙手重量もたいしたことなくて不思議に思ったことが多々ありました。

Fukusuke
でもあの人は怪力だと思う。体もマッチョ過ぎる...

私が最初に所属した総合格闘技の道場長は自重をつかった補強をウエイトトレーニングよりも推奨していました。

すり上げと呼ばれる腕立て伏せを毎日させられたものです。
毎日補強をするのは「超回復」を無視しているのではないかと当時ボンヤリと疑問に思いましたが、格闘技の世界は先輩や先生に対する返事は「はい」か「YES」しかない世界です。。。

息子
かーちゃんも怒らせると怖いよ。「はい」と「YES」しか言えないよ。。。
Fukusuke
女の人はわりと怖いんだ。怒らせるなよ。。。猛禽類と同じだ。。

ロシアンパワー養成法

そんな時に1冊の本を読みました。
「ロシアンパワー養成法」・・・足立 弘成著


一度は廃刊になったのですが、一部のトレーニング愛好家に人気があって復刊された本です。

ロシアに留学して見てきたロシアの自重トレーニングやケトルベルという器具を使ったトレーニングについて書かれています。

作者はサンボというロシアの格闘技を習いに留学しています。

本の中身は中強度のトレーニングを毎日することが推奨されています。パラエストラ(総合格闘技)を主催する中井祐樹先生も何かの雑誌で絶賛されていたことを覚えています。

ロシアンパワー養成法←別記事も書きました。

私も影響を受けてケトルベルと懸垂台を購入してトレーニングをしていましたが、確かに力がつくのは間違いないと思いました。ただ、作者ほどの高回数は毎日できませんでしたが。。。

マイクタイソンの自重トレーニング

自重トレーニングを高回数で毎日行っていた有名アスリートではマイクタイソンも有名です。キャリアの後半にはウエイトトレーニングもしていましたが。

高強度で高回数なウエイトトレーニング提唱者

溝口和洋(やり投げ銀メダリスト)・・・一投に賭ける

ソウルオリンピックで銀メダルを取った溝口和洋さんを知っていますか?
日本人では筋力的に難しいと言われるやり投げで、世界トップレベルであった方です。
ハンマー投げで世界一になった室伏広治選手に多大なる影響を与えたコーチとしても有名な人です。

彼の事を書いた書籍「一投に賭ける」
これが凄まじい。
毎日、同一部位を高重量で超回復を無視してウエイトトレーニングをしている事が、作中に書かれています。
メニューも載っています。
トレーニングに関しても結構体的に内容が書かれています。
自重トレーニングで超回復無視どころではなく、高重量を使用して超回復を無視しているような内容です。
ジャックハンマーのようなアスリートです
物語としても大変面白く、孤独で孤高で、アウトローで、世界と戦う人のメンタリティーに触れることができます。

現在はトルコ桔梗を栽培して生活しているようです。
私は陸上引退後のトルコ桔梗のエピソードも好きだったりします。

 

山田 崇太郎(格闘家)・・・日本グラップリング/TOP選手の一人

山田宗太郎さんは日本のグラップリングにおけるトップ選手の一人です。
彼もウエイトトレーニングを超回復を無視して行っている方です。
「柔術魂2」という書籍のインタビューで、「超回復はないんじゃないか?」と語っています。

私のような凡人はもうトレーニングの常識が分からなくなってきます。

総合格闘技における補強

木口式トレーニング・・・木口道場

日本で総合格闘技が始まった頃、強い選手をたくさん輩出していた道場はいくつかあります。
私はその頃大学生で、格闘技通信などの雑誌を毎月楽しみに読んでいました。
私が認識している限り、以下の道場から有名選手が多く出ていました。あくまで私基準なので他にもあったならごめんなさい。
和術慧舟會
パラエストラ東京
K'sファクトリー
木口道場

ピュアブレッド
これらの道場の中で和術慧舟會と木口道場は自重を使った補強をたくさん行っている道場としても有名でした。
書籍で残っているのが木口道場を主催される木口宣昭先生が書いた「木口式トレーニング」です。
五味隆則選手や山本KID選手や桜井マッハ選手に指導をされていた方です。

先生もまるっきり超回復を無視しているように見受けられます。。。

今成 正和(総合格闘家)・・・足関10段

今成正和選手は足関節を取るのが異常にうまく、いつしか足関10段と呼ばれるようになった総合格闘技のトップ選手の方です。
いくつかの団体でチャンピオンにもなった人ですね。
実は今成さんも超回復を無視したトレーニングをされていたようです。
メニューは懸垂を50キロの重量を背負って、毎日できなくなるまで行うという内容です。うーむ。
実際に練習を一緒にしていた方々に話を聞くと皆さん全員が「怪力である」と仰っていました。

今成さんのインタビューは「柔術魂」に記載されています。

 

柔道における補強とウエイトトレーニング

木村政彦(歴代最強と言われる柔道家)

近年、格闘技界隈で人気が出た書籍で「木村政彦はなぜ力道山をころさなかったのか?」・・・増田俊也著 があります。
作中の木村正彦さんはすり上げ1000回(毎日)+高重量のウエイトトレーニングを毎日されていた事が書かれています。
木村政彦はもう漫画の世界でした。
まあすごい内容でしたよ。。

 
 
では現代のトレーニングはどうなのかと言えば、オリンピック三連覇を成し遂げた野村忠宏さんはロープ登り(毎日)をしていたと仰っているし、石井慧選手はnoteでウエイトトレーニングの必要性についてお話されています。
内柴正人さんは体重増加を防ぐためにタイヤ引きトレーングや懸垂を毎日されていたことがTwitterが書かれています。
現代の柔道家やレスリング選手のトレーニングはまた今度掘り下げたいと思っています。
 
↓2021年加筆
柔道のオリンピックメダリストたちのトレーニングについて記事を書きました。
オリンピックメダリストやトップアスリートが上野のサンプレイというジムに通っています。格闘技の本格的トレーニングを受けたい方にご紹介します。
 

まとめ

私は趣味で強い方々のトレーニングメニューをよく調べていました。
自重トレーニングをする方が良いという意見もあれば、ウエイトトレーニングで超回復させるのが良いという話もありました。

ただ、超回復を無視したトレーニングをされていた著名人もけっこういるのだなと思っています。
今回の記事はできる限りソースを貼ってみました。

私のような凡人や素人の方が真似するにはハードな内容ですが、鍛えていると段々と超回復を視野に入れないトレーニングができる方がいるのかも知れません。
憧れを交えつつ、今回の記事は以上とします。

それではまた。

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Fukusuke

・投資とお金のブログ ・47歳男性(妻、男児2人の4人家族) ・趣味 ブラジリアン柔術茶帯(歴16年)、アウトドア、釣り

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