日本三文オペラへの偏愛!

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Mining flat composition with typographic lettering, equipment and machineries, workers, plant on blue sky background vector illustration

私は折に触れ読む本があります。特にやる気がなくなったり、凹む事があった時に手に取ります。正直万人に受ける本ではありません。人を選ぶと言っても良いでしょう。ですので人に紹介をしたこともなく、紹介したと言っても人に喜ばれるとは思いません。
それでもサイトという不特定多数の方であれば、共感して頂ける人もいるのかもしれないと思い、紹介してみようと思います。

この物語は戦後の大阪が舞台です。アパッチ族と呼ばれた泥棒集団が主役です。実際にあった出来事に構想を得て、書かれたフィクションです。何を泥棒するのかと言えば、空襲で破壊された旧軍事施設跡地の鉄くずなどの残骸。そこに群らがる有象無象のホームレスや犯罪者などが利益のみで繫がり、緻密な作戦計画を立てて、統制をとりながら集団で泥棒をするのです。

この物語が好きな理由

この物語が好きな理由は生きるエネルギーに満ちているからです。登場人物たちは社会の最底辺で、今で言う超下流社会の物語です。日本文学によくあるような悩みを苦悩したりはしません。かといって友情などといった連帯もそこにはありません。だがそれがイイ!

私は人生の要所要所で新しい世界に飛び込みました。例えば、長く務めた会社を辞める時。営業を辞める時。格闘技を始める時。福祉の仕事に就く時。それぞれで悩みました。特に長く務めた会社を退職する時には色々と勇気が要りました。ちょうど30歳を過ぎていた事もあって、「もう今よりも良い収入を得られる仕事には就けないかもしれない。」と思いました。会社では紆余曲折はありながらもキャリアを築いていたこともあり、それを全部捨てる事は周りの友人達が言うには「社会的自殺」と言われ、反対されました。当時の彼女には振られました。思えば辛かったなあ。その後の私の道のりも決して平坦ではありませんでした。収入が半分になったり、無職になったり…刑務所上がりの人々を面倒見ることになったり…ry。

そんな時に手に取った本書は「生きる為に生活するだけで必死」で、悩んでいる暇なんてないのでした。さらにスーパー肉体労働と旺盛な食事のシーンに満ちていて、私はそれに比べればたいしたことないじゃないかと思えたものです。登場人物の多くは「体力A級!知力C級!」。未来なんて考えずに疾走する姿が私のヒーローになり、本書は私にとってもバイブルとなったわけです。

こんな人に読んで欲しい!

  • 今、落ち込んでいる人
  • 未来が見えないと思っている人
  • 新しい世界へ飛び込もうとしている人

新しい事を始めようと思うときのコツは「見る前に飛べ!」だとビートたけしが何かの本のあとがきで言っていました。見てしまうと足が竦むから、見る前に飛んでしまうのだと。当時の若かりし頃の私は新しい何かを始めようと見る前に飛んだ理由です。その結果、しなくても良い苦労もしたし、想像もできない面白い思い出もたくさんできました。振り返ってみるととても楽しかったという感想でした。

なんというか、人生なんとかなるもんだなと思いました。今、先のことで悩んでいる人は、他人の目を気にせず、やりたい事をやった方がいいなと思います。私は好きな事を好きなようにやった30代が青春でした。時折、なにげなくこの本を手に取り読みました。お洒落でもなく、女子にはウケることもないであろう男性的な作品です。私はサイトを作る際にこの主人公の名前をもらうことにしました。
サイトを作るというのは私にとっては物語の主人公同様に冒険です。自分の話を経験を得た知識を書いていきたいと思います。
「日本三文オペラ」作者 開高健。読んでみたいと思った人は是非!

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